高慢と偏見、そして殺人


 紆余曲折の末にエリザベスとダーシーが結婚してから六年。
2人が住むペンバリー館で、あらしの夜に起こった悲劇。
屋敷での舞踏会を控え、準備に忙しい人々のところへ、馬車が森からすごい勢いでやってきた。
乗っていたのはエリザベスの妹リディア。
彼女は、森で夫とその友人が馬車から出ていった直後、銃声が聞こえたという。
探しに向かったダーシーたちが見たのは、無惨な死体と、そのかたわらで放心状態のリディアの夫ウィッカムがいた。

 ジェーン・オースティンの古典の続きということだったが、それを知らなくても充分楽しめた。
エリザベスとダーシーの親族が起こした、残虐な犯行は、はたして本当にウィッカムの所業なのか。
状況説明がしつこすぎるくらいしっかりしていて長いと感じるが、真実は少し意外なところから出てきた。
エリザベスとダーシーの結婚に至るまでの話が気になりだす。

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