十字路の探偵


 時計屋の二階に居候をしている探偵は、古本屋の主人から買った本を読んで、十字路に飛び出した。
その本には、まさに今起ころうとしている事が書かれていたのだった。
そしてその時出会った少女と共に、探偵は「誰かが死ぬ前に事件を解決する」と決める。

 誰も死なせないと決めた探偵だが、現在起こっている連続殺人事件が解けずにいた。
拾った少女と共に事件に挑むが、特に推理するでも観察するでもなく、ただゆったり眺めている。
勘を働かせるのはむしろ少女のほうで、ゆるっとした雰囲気でずっと進み、ぬるっと解決する。
なんだか薄い話だった。

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