2012年08月06日 読了
東京の証券会社で働いていた弥生は、転職先に北関東にある納豆会社を選んだ。
穏やかな田舎でゆっくり過ごす弥生。
心に深手を負って東京から逃げ出した弥生の、田舎での生活は、立ち止まったり逃げ出したり考え込んだりしている気持ちを癒す。
ゆったりとした流れだけど、はっきり言ってつまらない。
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読書と手芸の記録
2012年08月06日 読了
東京の証券会社で働いていた弥生は、転職先に北関東にある納豆会社を選んだ。
穏やかな田舎でゆっくり過ごす弥生。
心に深手を負って東京から逃げ出した弥生の、田舎での生活は、立ち止まったり逃げ出したり考え込んだりしている気持ちを癒す。
ゆったりとした流れだけど、はっきり言ってつまらない。
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2012年07月24日 読了
朝目を覚ました時、どちらの私か考える。
一人は主婦。一人は独身の24歳。目覚めた瞬間だけ、もう一人のユミの記憶がある。
夢だったはずの記憶がだんだん鮮明に繋がり、もう一人の私も私を意識する。
現実がだんだん夢になってゆく。
でも内容のない話だった。眼が覚める夢を見たのと同じ。
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2012年07月13日 読了
対スパイ殺人権をもつ特公五係、通称“サクラ”。
戸籍はなく、家族もない。死んでも誰にも知られることもない。
そんな彼らは国のために人を殺す。
スパイとして鍛えられ、その卒業試験として一つの任務を与えられた主人公の鋭利は、相棒となった珀と二人で首相の息子を警護することになる。
聞いたことのあるような話ばかりなうえ、何度も繰り返すフレーズが邪魔。
内容も、流れも、いまいち。
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2012年06月14日 読了
たくさんのブラジル人が住み、仕事をして金を貯め、やがて帰っていく地、大浜市・聖市街。
そこで働く日系三世のエリザは、忘れられない過去の虐殺でただ一人、生き残った子供だった。
生き残りがいるとバレたら殺される。
虐殺を行った男を探し出したいという気持ちと、よみがえる恐怖の感情とが入り混じるが、探すことをやめられない。
エリザの性格と気持ちがぶれ過ぎて、感情移入もできないし進め方も変。
つじつま合わせのために不自然な理屈が多くなってきて、あきれるほどつまらない。
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2012年03月29日 読了
世界が古くなったので、えらい人たちは獏を作って新しい世界を夢見てもらうことにしました。
夢か現か、記憶はあるけど本当の記憶かどうかも分からず、前も見た事があるような景色。死んだ記憶。
突然場面が変わったり、前もやった行動だったり、本当に夢を見ているように移り変わる。しかも悪夢。
私の好みではなかった。
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2012年03月10日 読了
信号無視をした幼稚園バスのせいで、事故が起こる。しかしそのバスを観たのは大勢の目撃者の中でたった数人だった。
幼稚園バスが死者を『連れて』くる。
幼くして死んだ子供たちを家まで送り、生きている人の過去を悔む気持ちを増幅していく。
『幽』怪談文学賞長編部門大賞受賞作。
ホントにこれが受賞??
幽霊が出てくればいいってだけか?
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2012年02月16日 読了
市民サーヴィス課臨時出張所と書かれた貼り紙。
一旦目に留まってしまったら吸い寄せられるように順番待ちの紙に名前を書いてしまう。
安楽椅子探偵のよう。
その相談員は、ただ話を聞いて、意見を少しだけ言う。
それで全ては、いずれ解決をみる。
短編集だからか、その相談員は推理するというよりただ結論を言っているだけ。
たいくつ。
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2012年01月26日 読了
数学を使って、ヒトを観察し、被疑者の取り調べをする。
その主人公である御子柴は、性格破たん者と言っても過言ではない。
おそらく普通の人が何気なく行っている言動を、数学を使って理論的に説明していく。
その発想はおもしろいけど、内容はかなり残念。
八雲シリーズも他の作品もおもしろいのに、これは失敗。
『謎解きはディナーの後で』と同類。
あれが面白い人はきっと楽しめるだろう。
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2012年01月08日 読了
「バイエルンの薔薇」と称され、ハプスブルク家で最も美しいといわれたエリザベート。
シシィの物語は、いろんな人が描いている。
歴史上の女性を美しく情熱的に描くのが得意な藤本ひとみ。
だが今回は、シシィの魅力がほとんどなかった。
他の彼女の作品に登場する地位ある女性と区別がつかないような描き方で、シシィの名前を変えたら誰にでも当てはまりそう。
正直なところ、がっかり。
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2011年10月17日 読了
22歳の老婆。人生の終わりを、懐かしい恋の思い出と共に。。。
境遇は荒むには充分で、諦めながらも黒い感情が消せない。
陰気な悪意と穏やかな悟りが交互に現れる。
常に暗いうえに独りよがりで、最初から最後まで不愉快だった。
つまらん。
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