2012年03月10日 読了
信号無視をした幼稚園バスのせいで、事故が起こる。しかしそのバスを観たのは大勢の目撃者の中でたった数人だった。
幼稚園バスが死者を『連れて』くる。
幼くして死んだ子供たちを家まで送り、生きている人の過去を悔む気持ちを増幅していく。
『幽』怪談文学賞長編部門大賞受賞作。
ホントにこれが受賞??
幽霊が出てくればいいってだけか?
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読書と編み物の記録
2012年03月10日 読了
信号無視をした幼稚園バスのせいで、事故が起こる。しかしそのバスを観たのは大勢の目撃者の中でたった数人だった。
幼稚園バスが死者を『連れて』くる。
幼くして死んだ子供たちを家まで送り、生きている人の過去を悔む気持ちを増幅していく。
『幽』怪談文学賞長編部門大賞受賞作。
ホントにこれが受賞??
幽霊が出てくればいいってだけか?
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2012年02月16日 読了
市民サーヴィス課臨時出張所と書かれた貼り紙。
一旦目に留まってしまったら吸い寄せられるように順番待ちの紙に名前を書いてしまう。
安楽椅子探偵のよう。
その相談員は、ただ話を聞いて、意見を少しだけ言う。
それで全ては、いずれ解決をみる。
短編集だからか、その相談員は推理するというよりただ結論を言っているだけ。
たいくつ。
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2012年01月26日 読了
数学を使って、ヒトを観察し、被疑者の取り調べをする。
その主人公である御子柴は、性格破たん者と言っても過言ではない。
おそらく普通の人が何気なく行っている言動を、数学を使って理論的に説明していく。
その発想はおもしろいけど、内容はかなり残念。
八雲シリーズも他の作品もおもしろいのに、これは失敗。
『謎解きはディナーの後で』と同類。
あれが面白い人はきっと楽しめるだろう。
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2012年01月08日 読了
「バイエルンの薔薇」と称され、ハプスブルク家で最も美しいといわれたエリザベート。
シシィの物語は、いろんな人が描いている。
歴史上の女性を美しく情熱的に描くのが得意な藤本ひとみ。
だが今回は、シシィの魅力がほとんどなかった。
他の彼女の作品に登場する地位ある女性と区別がつかないような描き方で、シシィの名前を変えたら誰にでも当てはまりそう。
正直なところ、がっかり。
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2011年10月17日 読了
22歳の老婆。人生の終わりを、懐かしい恋の思い出と共に。。。
境遇は荒むには充分で、諦めながらも黒い感情が消せない。
陰気な悪意と穏やかな悟りが交互に現れる。
常に暗いうえに独りよがりで、最初から最後まで不愉快だった。
つまらん。
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2011年10月11日 読了
年上の従兄弟に恋する、高校3年の和泉勝利。
親から命ぜられた、急な従兄弟との同居。従兄弟は年上の女性とその弟で、勝利は美人の従兄弟に恋をする。そしてもちろん突然現れるライバルと、全てを知っている人物、けしかけるお節介な奴もいて。。。
こっぱずかしいほどのベタな設定。
低年齢向け。
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2011年10月10日 読了
「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」
一目ぼれした彼女に告白したら、こう言われた。
面白い言い回しだと思った。
ラノベらしい回りくどい言い回しが多くてうんざりし、内容は典型的なツンデレ。
アニメ向き。
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2011年09月23日 読了
赤穂浪士と吉良上野介、そして将軍綱吉。
さらには九尾の妖狐である玉藻の前。
歴史上の悪法である「生類憐れみの令」をこんな風に使って話が進むとは思いもよらなかった。
でも、私には読みにくかった。
落語シリーズとは少し趣が違う。
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2011年08月04日 読了
フィルム・コミッション。
「映画やドラマの撮影に対して、警視庁がさまざまな便宜を図る」という部署。
力まない主人公のつぶやきはほかの作品でも共通だが、これはとんとやる気のない警察官の話。
あまりの様子に不愉快になる。
話も、力任せにこじつけた感が大きくてがっかり。
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2011年07月24日 読了
父が研究休暇でいなくなるため、母の親戚のところに居候することになったヒナコ。
そこは、謎だらけの古本屋店主と人語を話す猫がいて、招かれざる人は店を見つけることすらできないという不思議なところだった。
ファンタジーといった雰囲気だったが、底が浅いというか謎になってないというか、中途半端。
不思議の国のアリス的な世界を狙った、収束しないお話。
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