プリズムの瞳


2009年07月18日 読了
 かつてロボット研究の最先端として世に出された「ピィ・シリーズ」。様々な業種の技術に特化され、期待をこめて作られた彼らも、いつしか疎んじられ、今ではひたすら絵を描くのみとなった。

 この人の作品は、テーマも設定もおもしろいのだけど、どうしてか読んでいるうちに飽きてしまう。
そのせいで、一つ一つは短いお話なのにもかかわらず、読むのになぜか非常に時間がかかる。
 短編集だけどすべてがキチンと繋がっているので飛ばして読むこともできず、最後にはきれいに簡潔している。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

プリズムの瞳 [ 菅浩江 ]
価格:2090円(税込、送料無料) (2019/11/6時点)

Fake


2009年07月12日 読了
 絵が抜群にうまいが頭が致命的に悪い。
そんな愚鈍な男を芸大に入れてほしいと頼まれ、大がかりなカンニング作戦を実行する。
完ぺきだと思われていたその作戦が露呈し、いろんなものを奪われた主人公。しかしその作戦自体が起こるべくして起こるよう嵌められたことだった。そして黒幕相手に起こす逆転勝負。
 10億をかけたその勝負に仕掛けられた罠。

 登場人物や舞台にはそれなりに魅力があるのだが、どうも次へと興味がわかない。
量を増やすためだけに入れたのではないかと思うような部分が多く、最後まで読むために苦労するほど飽きてしまった。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Fake [ 五十嵐貴久 ]
価格:1870円(税込、送料無料) (2019/11/6時点)

ガラスの城壁


2019年10月24日 読了
中学生の悠馬は、父がネット犯罪の冤罪を着せられ、心労の末死を選んだことがきっかけで、苛められるようになった。
そんな時、転校生の暁斗だけが味方になってくれ、父を陥れた真犯人を探すことを悠馬に進めた。

 いつになったら本題に入るのかと思うような薄くて意味のわかない話のまま、終わりになる。
唯一クラスメイトの涼音だけが生きているような感じで、どれもが夢の中のようにあやふやに進む。
そんなオチってあるのかと、結論となる頃にはガッカリするだけだった。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ガラスの城壁 [ 神永 学 ]
価格:1540円(税込、送料無料) (2019/11/6時点)