真夜中の運動会


2011年06月23日 読了
 普通の高校生である布施靖の家は、両親とおじいちゃんの4人暮らし。
 ある日、おじいちゃんがボケ始めたことから家の中が狂った。

 父親はリストラされ、母親は介護ストレスから外に癒しを求め、靖は年上の女性から誘惑されたあげく脅迫され、大好きな彼女は過去を隠したまま1年以上キスどまり。

 なんだかもうすべての話が古い。興味を引く出来事もなく、気持ちのいい解決もない。
 暗く重い空気を纏うのはいつものことだが、余韻もない。
生きていたのは最後の父親くらい。

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フロストハート


2011年06月17日 読了
 臓器移植しか助かる道のない弟、絶え間なく妊娠している姉、臓器移植の順番待ちのためにオーストラリアにいる両親。
 ばらばらな家族が絆を謳う。

 ほとんどまともな構成になってない。
序盤は興味をひかせようとしてか所々意味深な光景をチラリと出しているが、それが全く功をなさず、引き込まれるどころか不愉快。

 フロストハートという病気自体はとても面白そうなネタなのに、それが少しも面白く感じないというのはもったいない。
 
 主人公も高校生と言う割にはおかしなところばかり。
もっとちゃんとした設定をしたほうがいい。

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謎解きはディナーのあとで


2011年04月30日 読了
 本屋大賞になった。テレビCMまでやっている。
でも正直言ってとてもがっかり。

 お嬢様と毒舌執事のやりとりをあれだけ宣伝している割には1つの話に1回切りだったり、謎を解くというよりコジツケで、その謎も無理やり謎にしたような、どこか納得のいかない物が残る。

 これが本当にいろんな本を読んできた本屋の人が選んだ本??

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私の男


2011年04月12日 読了
 最初から最後まで不快感とともにあり、読むのが億劫になる。
読み進むのが苦痛。

 話題になっていた本の割にはさっぱりおもしろくない。
嫌悪感が続く本でも夢中になれるものはあるのに。

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内調特命班 邀撃捜査


2011年03月13日 読了
 アメリカからきたテロリスト。日本の隅から少しづつ腐らせようとする彼らに立ち向かうため、内閣情報調査室の陣内は、ある技を伝承している者たちを選んだ。

 とある格闘技を受け継ぐ者たち、その伝承ルートを辿り、3人の人物を探しだした陣内は、テロリストたちを迎え撃つ。

 格闘技の専門家でもある作者の、いわば研究ともいえる作品。
格闘技やその歴史に興味のないものにとっては退屈な面もある。
すっきり解決するわけでもないのでただの歴史探訪。

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内調特命班邀撃捜査 (徳間文庫) [ 今野敏 ]
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レイトン教授と幻影の森


2011年02月25日 読了
 花嫁が協会からさらわれる事件が連続して発生。
おとりになったレミもあっさりさらわれ、レイトンとルークはレミの奪還に向かう。

 人気ゲームソフトのオリジナルノベライズ。

 柳原慧は好きな作家のひとりなので思わず手にとってしまったが、謎はさほどでもない。
 ファンタジーとして良い終り方だけど、子供向けだったかな。

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レイトン教授と幻影の森 (創作児童読物) [ 柳原 慧 ]
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ブラック・ローズ


2011年02月13日 読了
 父を死に追いやったテレビ局のプロデューサー仁科に、復讐を誓った唯。
 仁科と同じ職業に就き、わざわざ仁科に師事してその機会を待っていた。

 そして、ついにその時とばかりに大ベストセラー小説をドラマ化する話を持ち込む。

 最初から復讐のための布石が次々と置かれ、詐欺まがいの強引さで仁科に向かう。

 ものすごいパワーだけど、そのどれもが負の力ゆえにこちらの力を奪っていく。
 読後感も暗い。

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探偵と怪人のいるホテル


2011年01月21日 読了
 異形コレクション。短編10作をまとめた本。
不思議な空間からのぞく幻影は夢か現実か。

 ミステリ好きなら「あぁ!」と思う小技をあちらこちらにちりばめてあるが、探偵関係の小編は「探偵」の存在感のみで中身がない。

 それ以外は楽しめた。やはり他人の作品の人物を織り交ぜるのはなかなか難しい。

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最後の戦慄


2010年12月23日 読了
 「最後の封印」の続編。
傭兵のシド・アキヤマは得体のしれない依頼を受けた。
『死んだはずの4人の傭兵を殺せ』

 最強の兵士とうたわれるシド・アキヤマは、かつて敵として戦った者たちと共に4人を追う。

 設定や背景に浅さがあるのは初期作品だからか。
いまいちのめり込めない話だが、格闘技好きな作者らしい作品。

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