反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5


2010年01月08日 読了
 インパクトの強いタイトル。IWGPシリーズ5。

 内容も、真新しい厚紙の端ででさらっと手を切ったような後味を残した。
 瞬間的な痛みのあとで、ほんのり暖かいくらいの無風状態。だけど少しずつ血が出て、いつまでも痛む。

 好きな本とはまた別な、忘れられない傷のような本。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク5 [ 石田 衣良 ]
価格:1676円(税込、送料無料) (2019/11/7時点)

小説 東のエデン


2010年01月07日 読了
ノブレス・オブリージュ。今後とも救世主たらんことを。

 印象的なセリフが残る。

 アニメもとても心に残った。本でまたその世界が見えた。

 日本を救うために100億円を使うことを義務づけられた12人の使徒。そのうちの一人の男の子と、彼を信じた少女の物語。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

小説東のエデン (MF文庫) [ 神山健治 ]
価格:733円(税込、送料無料) (2019/11/7時点)

アンジェリク 緋色の旗


2010年01月04日 読了
 国境近くに住む貴族の娘アンジェリクが革命の中で生きる。

 他の作品で主人公だった人が今度は脇役となり、違った目線と時間で革命を見ている。
 心の底に疼く傷を誰もが持っている時代だから、いくらでも話が膨らむ。

 歴史と政治の話は何度聞いても整理できないけれど、その時代をこれだけ多様に描けることはすごいと思う。
 ただ、少し飽きてきたかも。。。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

アンジェリク緋色の旗 [ 藤本ひとみ ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2019/11/7時点)

ダブル


2010年01月01日 読了
 道路に突き飛ばされて死んだ「いちゃつきブス女事件」、駅の階段から落ちた「痴漢に間違われた鉄道マニア男」、通りすがりの女性にさわりたがる「色呆けじいさん」。

 太りすぎ、声が高くてキンキンする、身なりが汚い、といった「人を不快にさせる要素」を持った人が不幸にあうと、同情もしてもらえない?

 事件の結末はある意味意表をついていて、なんだかうすら寒い印象を残す。

 でも、被害者たちのまわりには、彼らのためにもしできることがあるなら喜んで引き受けようと思っている人たちがちゃんといる。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ダブル [ 永井するみ ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2019/11/7時点)