2017年10月05日 読了
主人公の探偵は、名古屋から上京していた実業家から、いなくなった娘を捜してほしいという依頼を受け、娘の行方につながりそうなTwitterの履歴をさぐる。
ただの家出娘かと思っていたら、見つけた娘が自宅で殺されていた。
タイトルとはそぐわない不穏な表紙。
「あぽやん」のほのぼのとした作風とは全く違ったハードボイルドの世界だった。
しかし、探偵のキャラクターがいまいち弱く、信念を語ってもどうもそれがうまく結びつかない感じが最後まであった。Twitterのアカウントを使い分けている若者たちと関わり、アカウント名がたくさん出てくるわりにはどれも薄い登場で印象に残りにくくて混乱が大きかったため、読み切ってもなんとなく満足感がない。
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