グッドバイ


 長崎の油商・大浦屋の主の大浦慶。
黒船来航で日本中が大騒ぎの中、茶葉交易に乗り出した。
無謀と言われたその商いを軌道に乗せ、大浦屋も繁盛するが、やがて外交問題にもなりかねない詐欺にかかり、今でいう3億円ほどの借金を負う。
それでも逃げ出さず、今を辛抱のし時だと踏ん張るお慶。
そのお慶が商いで出会い、友情をはぐくみ、信をおき、ともに目指したものを描く。

 実在したお慶の、大きな浮き沈み。商人とはこれほどまでの大事をやってのけるのかと慄く。
方言や商売のことが難しくてなかなか進まなかったが、歴史上有名な人達の話よりはよっぽど興味を引いた。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

グッドバイ [ 朝井まかて ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2019/12/7時点)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。