ふくろう


2015年05月01日 読了
 伴鍋次郎は、妻が懐妊し、さらには西丸書院番士となることも決まり、幸せをかみしめていた。
しかし、妻と共に水天宮へ詣でた帰り、立ち寄った茶店でおかしな老人と出会ったために鍋次郎の未来は不安に塗り込められる。

 やがて明かされる自分の出自。
父が受けた陰湿ないじめを知り、負の感情だけが大きくなるのが苦しい。
その気持ちをどうしようかと迷いながらも、鍋次郎が向かう先にはちゃんと安心できる結末があった。
後味の悪いいじめが後を引かなくてほっとする。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ふくろう [ 梶よう子 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2019/11/13時点)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。