スカーペッタの携帯をマリーノと共にカーリーの部屋に探しに行き、マリーノは警察無線で見た男性の自殺中継を思い出す。
ベントンの元患者、テレビ番組の司会者、耳の悪い精神医学者、これまでの登場人物がすべて一人に結び付くことに気づいたベントン達は、まさに今そこにいるであろうスカーペッタを助けに向かい、ルーシーはバーガーを助けに向かう。
皆が勇気を取り戻してきた。マリーノもまた頼もしい警察官として動き始めているし、ルーシーは行動力が功を奏し、スカーペッタも本来の仕事で知識を披露する。ベントンの強敵だった、取り逃していた一人の凶悪犯罪者もベントン自身の手で決着をつけた。
これまでのような、「危機の際に都合よくあらわれる助っ人」によって助かっていた場面が、「ちゃんと情報を得た者が走り寄る」ように変わったことで、納得のいく展開となった。
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