2014年03月10日 読了
今どきの無機質な雰囲気とは違い、趣のある雰囲気の高級マンション。
そこに住む渚は、もう半年も仕事もせずにただだらけた生活をしていた。
同じマンションの住人でも、どんな人が住んでいてどんな事情があるのか、外からは解りにくい。それでもやっていける都会は気楽だったはずなのに。。。
同じフロアに越してきた家族との交流がきっかけで、渚の住むチャコズガーデンに風が吹き抜けた。
暗い始まりで、鬱々とする主人公に引きずられてどんよりとした気分のまま後半へ向かうため、嫌な感覚しか残らないのではないかと心配した。
でも後半、20年の秘密と約束が明らかになり、一気に明るくなる。
こんな風に続く友情に憧れる。
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