2014年10月19日 読了
ノルウェーの田舎町での春祭りの最中、突然停電が起き、月が消えた。
そして近くの屋敷では、凍死した当主が発見される。
人々は北欧神話に伝わる氷狼の仕業と畏れ、それに偶然立ち会うこととなったビル・サスキンス捜査官は、バチカンの二人の友人に協力を要請した。
北欧神話に絡め、失踪したローレンの正体、ジュリア司祭の目論見などがわかってくる。
今までは本部で頭脳として動いていただけのローレンが、突然厚みを持った存在に変わり始めた。今までのやり取りがあるために犯罪者であっても好意的にしか見れないが、これから彼は何を始めるのかが非常に気になる。
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