2014年12月05日 読了
北千住でカフェを営む主人公の弓島大。
恋人が死に、犯人と間違われて誤認逮捕された事件から9年後、その時私を救ってくれた恩人で、常連客でもある三栖警部が失踪する。
その頃、過去の事件にかかわっていた女子大生のあゆみの友人もまた、姿を消す。
前作は読んだけれど覚えていなかった。
辛い過去を持っている登場人物たちだが、それゆえ信頼は大きい。
強い思いを持っていながらも穏やかに語られるために、大きな事件でもどこか救いがある。
池永 陽の「珈琲屋の人々」と同じ感じ。でもあちらの方が印象に残る。
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