2018年01月31日 読了
元捜査一課の刑事だった宇田巡が、幼い頃住んでいた街の交番勤務になって戻ってきた。
幼馴染の副住職と一緒に街を見守っているつもりでいたら、漫画家志望の女子高生から遠回しなSOSがやってくる。
穏やかに過ぎる毎日のなかで、事件というほどでもないけど困っている人がいて、それを知った天才的な掏摸の技を持つ女子高生がこっそり助けを求めるという、静かなオオゴト。作者の本では一番よくある話。
そして主人公やその周りの人間も、何か重いものを抱えていそうという思わせぶりところも同じ。流れですいすい読めるけど、何も残らない。
で、金貸しの天野さくらはなにしたのさ。恩を返すって大きなこと言って何もしてないじゃないの。
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