2014年09月06日 読了
火盗改から一転、結婚奉行として武家同士の婚姻や養子縁組を推進するお役目を命じられた桜井新十郎。
お家断絶を申し出た老臣をなだめすかすよう言われて奔走したり、代々仇討の務めを負う両家の若者を諭したりと悪戦苦闘。
鬼の火盗改と言われた大男が、男と女の心を読むことに苦悩する。
そんなお役目もあるのかと面白く読み始めたが、一つ一つの話はあっさりとして投げやり。
政に関わる陰謀に巻き込まれる事の方がしっかり描かれてあって物足りなかった。
お役目やタイトルに興味を持って手に取ると裏切られる。
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