2015年07月07日 読了
作家志望の英国青年ユージンは、経済界では大物の父を持ち、その跡継ぎとしての修行を嫌がってパリにやってきていた。
そこで出会った黒い服ばかり着ている探偵や、一目ぼれした踊り子と共に、呪われた宝石“ディープ・レッド・ハート”を探し出す。
夢のような物語が『小説』という設定で描かれている。いつものひたすらやさしい語り口とは違ってさっぱりしているので読みやすい。
どこまでが思い出話かを想像するのも楽しいかもしれない。
個性的で解り易いキャラクターばかりなので割と小さい子でも楽しめそう。
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