金魚鉢の夏


2015年04月22日 読了
 戦後、今とは違う発展をした日本といった設定の、とある田舎の福祉施設で、老婆が転落して死んだ。
元刑事の幸祐が捜査を委託され、ちょうど夏休みで帰省している孫娘と共に施設へ向かう。
 ただの老人の転落死と思っていたことが、なんとなく長居しているうちに色んなことがわかってくる。

 大胆な政策で不思議な発展をした日本というのがとても面白く、生きる人々は変わらないのにここまで異世界になるのかと驚かされた。税金を上げるだけではなく、こんな思い切ったことをやってみれば、今の日本はどうなるだろうと考えながら読んでいた。

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