2013年05月22日 読了
四国の田舎、小さな山のてっぺんに住む、かわいい神様。
鈴の神さまである少年は、安那と名乗った。
花が咲くように笑い、好奇心旺盛で何にでも喜び、走り回る姿はとても愛らしい。
表紙のイメージそのまま、ほんわかとして優しい気持ちで読める。
人とは違う時間軸で生きる彼らと、村に住む人間たちとの交流がほほえましい。
そしてそれは、代々受け継がれていく。
また会いに来ると約束した冬弥が、ある事情で14年もたってから村にやってきた時の安那の台詞に胸が詰まる。
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読書と編み物の記録