まほろばの王たち


2014年04月26日 読了
 物部の姫・広足(ひろたり)は、ある日、家が焼け落ちて行き場を失った。
験者の集団である賀茂の一族の長・大蔵(おおくら)に弟子入りすることになったが、大蔵は蘇我氏への反乱を企んでいた。

 その後、大蔵の危機をきっかけに小角の弟子となった広足は、山の神、その神を食らうもの、様々なものたちとの出会いによって変わっていく。

 神、人、獣、妖、それぞれと関わることで自分の世間の狭さを知り、考えの浅さを知る。
流れに巻き込まれる時は素直に従う方が、たくさんのものが得られるような気がする。

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