2014年07月27日 読了
胸が青く光るという幻の鷺を追って旅に出たまま戻らぬ夫を待ちながら、ことり屋を守ってきたおけい。
小鳥を買いに来た客や、たびたび訪れる鳥好きのご隠居と語らううち、おけいは夫の消息を知る。
連絡もないままただ待つのは辛い。
その寂しさを夫の店を守ることでなんとか抑えていたおけいの毎日や、日々起こる出来事がズキズキと心を傷つける。
最後はいたたまれない結果になりそれがとてもリアルでまた辛くなるが、簡単な解決じゃない分納得できた。
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読書と編み物の記録