2019年02月15日 読了
紙問屋・嶋屋を営んでいた秋成は、火事で家を失う。
家業を失った秋成は、幼なじみの雨月が結ぶ庵のもとに居候して医者を目指すことにしたのだが、その庵の主の雨月は極度の人見知りで、秋成の他には会おうとしない。しかしそんな雨月のところに、ウサギの妖がやってきた。
雨月と秋成は、子兎に姿を変えた妖の「遊戯」といることで、不思議に出会う。
それらはただ悲しい終わりしか招かなかったり、また救ったりもするが、どれも総じて暖かい終わりとなる。
『雨月物語』を知らなかった。手に取ってみたくなった。
|