六色の蛹 サーチライトと誘蛾灯


 森でハンターたちが狩りをしている山で起きた、銃の誤射による殺人事件。
病院の近くで花屋をしている女性が1年前の約束を果たそうと季節外れのポインセチアを入荷していた日。
工事現場から、土器と思われるものと人骨が見つかったと歴史センターに連絡が入り、8年前の捏造事件が蒸し返された。
虫を追って日本のあちこちを旅する魞沢が出くわす事件。

 虫好きな魞沢が、なぜか事件に遭遇する。
人が死ぬ事件なのに、悲しくも優しい印象を残すのは毎度のことで、魞沢は誰も責めることなく犯人を見つける。
スカッと解決するようなミステリではないが、生きている人の心を一番大事にするような推理なのでふんわりとした印象。
そのため事件より魞沢の穏やかな印象が一番印象に残る。

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