2010年12月19日 読了
STシリーズ。沖縄出張編。
伊豆大島と奄美大島でダイビング中の死亡事故が発生した。
どちらも源為朝伝承の残る土地だったため、ワイドショーがはやし立てた。
伝記好きの作者。近頃は伝記をネタにした作品が多い。
しかしこれはSTの個性がほとんど生きてなかった。
伝記に興味が沸くような描かれ方になってないし、ST5人のうち印象に乗ったのは青山と翠だけ。他のメンバーはほぼ出番もない。
コメントも浮かんでこない。
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読書と編み物の記録
2010年12月19日 読了
STシリーズ。沖縄出張編。
伊豆大島と奄美大島でダイビング中の死亡事故が発生した。
どちらも源為朝伝承の残る土地だったため、ワイドショーがはやし立てた。
伝記好きの作者。近頃は伝記をネタにした作品が多い。
しかしこれはSTの個性がほとんど生きてなかった。
伝記に興味が沸くような描かれ方になってないし、ST5人のうち印象に乗ったのは青山と翠だけ。他のメンバーはほぼ出番もない。
コメントも浮かんでこない。
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2010年12月18日 読了
なかなか次の派遣先が決まらない怜奈。
アパートの更新料が払えないかもしれないくらいお金がなくなった。ある日、同級生の姉に誘われキャバ嬢になることにした。
根暗でネガティブ思考、目立たなくて自分を好きになれない怜奈が、つなぎのはずだったキャバクラの仕事に次第に誇りを持っていく。
思考の流れに多少違和感を持つところもあるが、素直に生きているという様子がよくわかる。
それでも店長に対する気持ちを描いた部分は全体を台無しにしていた。
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2010年12月17日 読了
エイズウイルスから枝分かれして進化したHIV-4ウイルス。
そのHIV-4感染第二世代はミュウと呼ばれ、異様に細い手足と突き出た額を持ち、その額には例外なくコブのような突起があった。
ミュウを見つけ出して抹殺するミュウ・ハンター。ミュウを保護するデビル特捜、国連、ジャーナリスト。
だが、ミュウとは一体どんな生き物なのかは誰も知らなかった。
人間は進化して違う種になっていくのか。あっけなくて軽すぎる話だった。
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2010年12月13日 読了
異形コレクションの短編を集めた本。
作者にしては珍しい現代女性を描いている。
真夏の夜にうすら寒い光を見つけてしまったようなストーリーが続き、その辺りは得意の異世界の雰囲気が出ていた。
時々TVで「世にも奇妙な物語」を見ていると、小説で読んだ話が出てくるときがあるが、これもそれにピッタリだ。
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2010年12月12日 読了
成田空港所で働く大航ツーリストの遠藤は、後輩の指導をしていた。
なかなか育たない後輩や、厄介事を持ち込む客、そして同僚からの批評に向かってひたすら走る遠藤。
前作に続いてただ空港の中だけで起こる人間模様。
慣れてきたせいか少し物足りない気もするが、昔「空港で働きたい」と言っていた知り合いを思い出した。
今頃どうしているだろうか。。。
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2010年12月11日 読了
女が求めるモノ。恋愛・性的ファンタジー。
密やかゆえに強烈に求める12人の女たちは、少しの揺らぎで崩れもするし、満たされもする。
体は満たされても淋しいまま、どろりと横たわる言葉にできない何かが引きずり出されてくる感覚。
短編でさらりと終わるため、女たちの力はまだ残されていると感じる。
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2010年12月09日 読了
法医学者が語る人の死に様。
殺人、事故、自殺といった、自然死ではない死に立ち会うことが多い法医学者が、思い出深い事件を語る。
死体の所見だけでなく、その事件の背景や人情といったところに観点を置いているので読みやすい。
主要都市以外にも、早く監察医制度が整ってほしいと願う。
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2010年12月05日 読了
七海学園に勤めて3年目の保育士・北沢春菜がその冬体験したのは。。。
学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件。
前作と違い、一つの事件の周りに伏線の事件がまとわりついていて、混乱させる。時間軸や主人公までも。
最後は「やられた」と呟けるほど見事で、どこから騙されていたのかと何度も読み返すこととなる。
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2010年12月04日 読了
≪全ての雑誌は誰かのバイブル≫
聖書は世界最大のベストセラーである。その聖書を超える雑誌を創刊する。
大言壮語なプロジェクトのために、世にあふれる奇蹟を集め、その中からキリストになり得る人物を探しだし、その軌跡を出版する。
様々に集められたプロジェクトメンバーの一員である主人公は、文字通り命をかけた取材に走り回る。
この文体、前も出会った気がする。そう思って調べると「RANK」の人だった。
特殊な世界観はとても壮大で、品のない登場人物も同じくらい豪快。
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2010年11月30日 読了
あたし、大西葵13歳。中2。
この1年で、二人殺した。
なぜ今まで読んでなかったのか不思議でしょうがない。
それほど名の知れた作品。
でも私は元ネタと言われている『女には向かない職業』も読んでない。
さらに一番気になっていたのは『スパルタの狐』のクダリ。
それを見たいがためだけに今更だけど手に取った本だった。
内容はライトノベル並みに軽くて楽。やっぱり元ネタが読みたいなぁ。
でもって『スパルタの狐』の話ももっと知りたい。
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