ノックス・マシン


2013年08月27日 読了
大学生のユアンは、自身の論文のことで国家科学局から呼び出しを受ける。
それは、ロナルド・ノックスが発表した探偵小説のルール「ノックスの十戒」についての解釈だった。

思いっきりの嘘を精一杯本当らしくかかれていて、しかも本当の探偵小説やミステリからの引用が多いため、境目がわからなくなる。
理論もややこしいし、難しい。

最近同じようなものを読んだ気がする。流行り?

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GOSICKIII ―ゴシック・青い薔薇の下で―


2013年08月26日 読了
外出許可を取った一弥は、姉に頼まれた買い物をしに首都へ出る。
ここでそろわないものはないというくらいたくさんの品がある有名デパートへ行った一弥は、そこで不思議な体験をする。

警察に駆け込んでも信じてもらえない一弥は困り果て、風邪を引いて寝ているヴィクトリカに電話をする。

ヴィクトリカと一緒に行動しない初めての事件。
しかしヴィクトリカは電話で話を聞いただけですっかり謎を解いてしまう。
周りの人物もだんだん不審な理由がわかってきた。

 

キノの旅―The beautiful world


2013年08月25日 読了
小柄で痩身、黒いジャケットを着て一台のモトラドに乗って旅をするキノ。
様々な国へ行っては、3日の滞在で色んな経験をする。

幸せそうな国にある残酷なルールや、不思議な人たちを淡々と語るシュールな短編集。
アニメで見たことがあるので原作を、と手に取ったが、これはアニメのほうが面白かった。

 

聖アントニウスの殺人


2013年08月24日 読了
聖アントニウスの夜に起こる殺人。
首を絞められ、腹部をめった刺しにされた少女の死体が発見される。
現場が貧民区域で、警察には誰も協力しないという状況から、刑事と囚人がチームを組むことになった。

恵まれない環境で必死に生きる女たちが、どんなふうに心を壊していくのか。
所々納得いかないようなところもあるけど、決して堕落しまいと踏ん張るものと、誰かに頼ることしか道を見つけられず、変わり身の早さを見せるもの。
極端な生き方がある。

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れんげ野原のまんなかで


2013年08月24日 読了
ススキが広がるのどかな図書館で、新人司書・文子は働いている。
平和な毎日である日、閉館のチェックをすり抜けて図書館に居残りをたくらむ子供たちがいた。

図書館で起こるちょっとした不思議を、先輩司書が推理する。
最後はちょっと怖い話になったけど、その後始末もとても穏やかで微笑ましいものだった。

 

文明の子


2013年08月23日 読了
地球と、さらに別の文明を持った星。
それらのあらゆる時代で起こる、少しの出来事を集めた短編集。

短いいくつもの不思議な出来事が連なり、頭の中を切り替えるのが大変だった。
でもそのうちそれらがつながっていき、大きなおとぎ話になる。

太田のイメージを持って読み始めると違和感があったけど、そのうちそれも忘れ、スケールの大きな空想として入り込めた。
そして作家でない人が本を書くと、たいてい最後はこじつけだったり投げ捨てるようであったりするけど、これはきちんと終わりがあった。

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天女湯おれん これがはじまり


2013年08月20日 読了
文政十二年の江戸の大火事で、焼け出されたおれん。
おれんの養父がやっていた湯屋も、長屋も焼け、色んな人が死んだ。
すべてなくした者たちが、江戸を立て直していく様。

おれんも養父を亡くし、一人で湯屋を再建する決意をする。

天女と慕われるおれんは、火事の後に起こる諍いや騙し騙されのもめ事を、一人引き受ける。

タイトル通り、ここから始まる連作らしい。

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GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──


2013年08月19日 読了
新聞の3行広告に書かれた不気味な文。
それを見たヴィクトリカは、出てはならぬ学園からこっそりと抜け出した。

機関車に揺られ、ヴィクトリカと一弥は、現代の文明とはかけ離れた中世の生活をしている不思議な村にたどり着く。

思いかげず大冒険となった二人。
前作では怪しげな髪形の警部との関係がわかり、今回はヴィクトリカの母親の秘密がわかる。1作に一つだけど、結構大きな秘密が明らかになるので飽きない。

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GOSICK


2013年08月18日 読了
20世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュールに留学した久城一弥。
彼は聖マルグリット学園の図書館塔の最上階にいる小さな美少女に会いに、毎日階段を上る。

ライトノベルとしてなじみやすい題材を使って、ちょっと恐ろしい事件を描く。
読みやすくわかりやすい。
気位が高くて美しい少女が事件を解いていくその流れがかわいらしかった。

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死神の精度


2013年08月18日  読了
 千葉という名前を持つ彼は、死神。
1週間の調査の後、その人物が死んでもいいかどうかを査定するのが仕事。
その千葉の、いくつかの仕事の話。

 短編で、そう特徴的な話はない。
いくつもありすぎて読み終わってしばらくすればすっかり忘れてしまう赤川次郎と似たような話。

 最初のころの登場人物がまた最後の話に関わってきたりする。時の流れを超えた人物。長編が出たようなので、そちらも読んでみたい。

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