赤髯王の呪い


 ある日、故郷の兄から届いた手紙に驚愕するエチエンヌ。
密室状態の物置小屋から明かりが見え、16年前に呪いによって死んだと言われるドイツ人少女の霊を見たという。
エチエンヌは、友人から紹介されたツイスト博士に、当時の状況を語り始める。
 さらに、短編3編も収録。

 昔の領主の呪いが生きていると言われる土地で、赤髯の領主の悪口を言うと呪われるというもの。
密室で死んでいた少女の謎は解き明かされないままだったのに、ツイスト博士は簡単に解いてしまう。
予想外の事実に驚かされた。
ツイスト博士の柔軟さをみせた話だった。