2012年07月20日 読了
洋館を改装してカフェにした。
主人公のダイがコーヒーを出す店に、小さな女の子が助けを求めてやってきた。「姉を探してほしい」
更に全く別のところで、昔の上司から頼まれた”お使い”。
関係ないと思われていた二つのことは、ダイの過去をえぐり、さらに傷つけようとする。
生きている人、とりわけ子供は絶対。
作者が小説の中で守ろうとしているものはどの作品も、これだけ。
悲しいことは多いし、どうしようもないこともたくさんあるけど、最後は少し幸せな物語。
もう一つのダイの話も、読まなくちゃ。
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