2013年10月10日 読了
「しゃばけ」シリーズ第十二弾。
若旦那がもう二月も、病に罹らなかった。
驚くべきことが起こり、二人の兄や達はこの機を逃すものかと若旦那と約束を交わす。
安定のシリーズ。
妖の兄やが突然記憶をなくしたり、気ばかり強いが何もできない不器用な娘が長崎屋に花嫁修業にやってきたり。
今度もてんやわんや。
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読書と編み物の記録
2013年10月10日 読了
「しゃばけ」シリーズ第十二弾。
若旦那がもう二月も、病に罹らなかった。
驚くべきことが起こり、二人の兄や達はこの機を逃すものかと若旦那と約束を交わす。
安定のシリーズ。
妖の兄やが突然記憶をなくしたり、気ばかり強いが何もできない不器用な娘が長崎屋に花嫁修業にやってきたり。
今度もてんやわんや。
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2013年10月08日 読了
二つの家に訪れた不幸は、それぞれの家の少年に、生涯の傷をつけた。
養蜂家となった少年は《銀の蘭》を探し、もう片方の少年は屋敷に引き篭って暮らしている。
前作と同じように、底のほうでは暗くねっとりした大河が流れているような雰囲気の物語。きちんと終わらせずにいるため、いくらでも続きそう。
それぞれの家に加わる部外者もただことではないことを始める。
表紙との乖離が激しい。
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2013年10月02日 読了
赤い肌と緑の髪をもつ子鬼は、人間の女の子と友達になる。
しかしその子の心に「鬼の芽」を生まれさせてしまい、子鬼は長い長い約束を果たすために年々生きる。
かわいい絵にもかかわらず、長く苦しい旅をする鬼。
千年かけて果たした直後にすれ違い、また次の千年を始める。
生きる意味を持ったら、たとえ千年かかろうともやり遂げようとする二人は、いつか一緒に過ごせる日がくるのか。
気を揉みながらも見守りたい気持ちになる。
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2013年09月29日 読了
女を惚れさせ、自分に夢中にさせてもてあそび、そして死が魅力的に思えてくるようなやり方で捨てる。
やっかいな恋人と別れさせてほしいという依頼人のために、主人公の俊は「別れさせ屋」として恋の罠を張る。
成功率100%の俊は「別れさせ屋」のエースだった。
それなのにいつの間にかターゲットに振り回され、理解できなくて憤る。
読みやすく解りやすく、いい方向へ解決する。
無難。
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2013年09月28日 読了
小学6年生の叶人は、三途の川へたどり着いた。しかしまだ死人になっていなかった叶人は川を渡れない。そこで、そこにいる役人の二人の鬼に仕事を頼まれる。
まだ死にきれていない者が賽の河原へやってきて迷い、これからやってくる者たちの道案内をするという話はよくある。
やがていつか自分を取り戻したり思い出したり、心残りに気付いたりして戻っていく話。
さして珍しくもなく、特別おもしろくもない。
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2013年09月11日 読了
知り合いのスナックのママに、「旅行に行くから猫の面倒を見て」と頼まれる。
エサをやりに訪れた<俺>は、彼女の死体を発見する。
猫は知っていた。
ママの死の真相を突き止めようと動き始める<俺>。
からくりはあっけなく最後に語られるが、かなり意外な真相だった。
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2013年09月10日 読了
「螺鈿迷宮」「ケルベロスの肖像」を別の視点から見た物語。
桜宮市のでんでん虫、桜宮病院の焼失から1年。Aiセンターを建設し、こけら落としのセレモニーが行われる東城大学病院。
あの時何が起こっていたのか。
「螺鈿迷宮」は正直なところあまり好きではなかったけど、こちらは東城大学病院との因縁もしつこいくらい書かれてあって興味をそそる。
立場が違うとこんな風に変わるものなのかと思い知らされる。
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2013年09月08日 読了
重要未解決事件を担当する部署にいる谷口は、ある殺人事件について調べてこいと上司から言われて動き始める。
未解決事件を調べるのが仕事のはずが、今起こっている事件をも調べる羽目になったが、いつしかそれが過去の事件と繋がっていることが見えてくる。
事件をスクープしたテレビ局の記者がとてもいいキャラクターで、すべてを引っ張っている。事件としてはほかの刑事小説とかわりないが、このメンバーならきっとおもしろい側面から事件を眺められそう。
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2013年09月04日 読了
ソヴュール王国で最も国民から愛された、王妃・ココ・ローズ。
しかし彼女は、大きな謎を残したまま、殺された。
その悲劇の王妃の生涯をなぞった舞台の再演が首都で行われることになり、ヴィクトリカはこの世で一番にくい相手である父親から、ココ・ローズの死の原因を突き止めろと脅迫される。
ヴィクトリカの性格がだんだん丸くなってきたためか、少々物足りない気がする。
「2度目の嵐」の前の静けさといった感じで、役者はすべて出そろい、動き始めた。
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2013年08月29日 読了
第2回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。
デブでハゲのの中年男・須賀啓一は、鬼嫁に毎日罵られながら1日500円の小遣いで暮らしていた。
その啓一が、ある日恋をする。
彼女を守ると決めた啓一は、たとえそれがストーカー並の尾行でも止めるわけにいかなかった。なぜなら誰かが彼女を狙い始めたから。
気持ち悪いといわれるような行動しかできなかった啓一が、その恋のために彼女を守り通す。
鬼のような妻がいつの間にか良い親に思えてくるし、読み終わる頃には最初のガッカリ感がすっかりなくなっていた。
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