2013年12月07日 読了
京都に伝わる昔話。あやかしに惑わされ、呑まれ、助けられる。
人と関わることであやかし達も様々な感情を知る。
龍や座敷童など、良く知っているもの達と人間の物語で、幸せなものばかりではないけど懐かしいぬくもりがある。
|
読書と編み物の記録
2013年12月07日 読了
京都に伝わる昔話。あやかしに惑わされ、呑まれ、助けられる。
人と関わることであやかし達も様々な感情を知る。
龍や座敷童など、良く知っているもの達と人間の物語で、幸せなものばかりではないけど懐かしいぬくもりがある。
|
2013年12月01日 読了
『悪党から金を盗み、その悪事を暴く窃盗犯がいる』
そんな噂を聞いた者が、こっそり惹きつけられるようにその店へやってくる。
祭りの露店で売っているようなお面をかぶって素顔を見せない「山猫」が、悪党をこてんぱんにやっつけてから金を奪っていく。
あっさりしていて読みやすい。
|
2013年11月22日 読了
2031年、都市はオゾンホールからの有害紫外線を遮断するために人工的に作り上げられた雲によってドームのように覆われ、食べ物はすべて工場で作られる。
そんなに遠くない未来の設定だけど、生活はもっと未来の、ファンタジーの世界。
そこで探偵をしているサラに、生き別れた姉を探してほしいという依頼が入る。
実際に起こった過去の出来事から続く未来には、こんなことも起こりうるのかもしれない。
でもちょっと突飛すぎた。いつか続編を出すつもりのようで、探偵はまだ謎にたどり着けていない。
|
2013年11月20日 読了
陰陽家である師・加茂保憲の供として、晴明と共に東山にやってきた光栄。
そこで僧たちの間にささやかれている噂を耳にする。
「天狗か、仏罰か」
保憲に「その怪を卜占せよ」と命じられ、晴明と共に動き始めた保憲は、迷いながらもたくさんの選択をする。
明るく不真面目な陰陽師見習いの清明と、今度は実地の訓練をする保憲。
長い割にはそれほど実があったとは思えないけど、新しい出会いあり、大きな決断による成長ありと、様々な変化があって次が待ち遠しくなる。
|
2013年11月15日 読了
旗本の次男坊・日下雄征は、気ままな部屋住みの身分。日々のんきに暮らしていたが、黒船来航で急に世間は変わりだす。
かりんとうが大好物の変わり者の侍が、今までどれだけのんきだったのかをやっと悟り始める。
色んな人に諭されどやされ、やっと自分の生き方を決める様子はもどかしいくらいゆっくりで。
でもそんな姿も微笑ましく思える。ほっとできる話。
|
2013年11月08日 読了
バチカンで法王選挙が行われる最中、平賀とロベルトは、有名彫刻家の作品の除幕式に出席するためにメキシコのグアダルーペ寺院を訪れる。
そこで奇跡を目撃した二人は、調査を始める。
平賀の知識とロベルトの実験には驚くことばかり。
そして予想もつかない仮説。
どんどんスケールが大きくなるが、そこへキリスト教とのつながりを見つけるのは少し強引な気もする。
|
2013年10月24日 読了
江戸の船宿「たき川」の2代目にを襲名した倩一郎。
目明しの元締め米造が、町のあれこれの始末をつける。
始め、読みにくい文で解りにくい進め方だと思っていたけど、慣れてくれば米造の気持ちがわかる。
読みにくさは前作を読んでないせいかもしれない。
二刀を鉄扇に持ち替えた米造の働きが頼もしい。
|
2013年10月19日 読了
頭はいいが人付き合いがさっぱりで空気が読めない警察キャリアの小早川冬彦。
暇つぶしに書いたレポートを上司に見せたらなぜか窓際チームへと移動になる。
それでも冬彦は、捜査の現場へ出られると大喜びだった。
厄介な人物を閑職へ追い込むために作られた生活安全課0係。
集まった人は当然ながらみんな癖がある。
冒頭ではものすごく嫌な人物だと思った小早川だけど、だんだんその頭脳を生かす働きをしてあちこちを解決に向かわせる。
全部解決するし、推理もおもしろい。でもなんだかすっきりしない。
タイトルも違和感がある。
|
2013年10月13日 読了
武家の生まれだが妾腹の次男である楯岡研次郎は、冷や飯食らいと嘲笑う周りから逃げるように、江戸で遊学をしていた。
そんな研次郎のところへ、病に倒れた兄に代わって仇討を果たせと文が届く。
その相手はかつての師匠であった。
妾である母を捨てた父の敵を討てと言われて悩む研次郎。
それでも武家ならやらなければならない。
そんな葛藤のなかで仇討の旅に出た研次郎は、旅の中で考えを変える。
ゆっくり成長する研次郎に、その後の穏やかな暮らしがあって本当によかった。
|
2013年10月13日 読了
歴史だけはある貧乏寺、落護寺。その名の通り落伍者の集まる寺で、娑婆に嫌気がさして出家した真実はまだ1年とたっていない新参の雲水である。
そんな真実に、寺の金策のために雲水相談室を開くよう命が下る。
相談室にやってくるのは厄介な人ばかり。
真実の修行よりも面倒な公務は寺を巻き込み大騒動になる。
雲水たちの中には喧嘩っ早いのや見目麗しい者、そしてやっぱりオネェな和尚さんもいて、コメディとして充分楽しめる。
|