あずかりやさん


2013年12月13日 読了
 商店街の一番奥、店なのか店じゃないのか、開いてるのか開いていないのか、知らないと通り過ぎてしまうようなところに、「あずかりやさん」はある。
 あずかってと言われたものをあずかり、一日百円。ただあずかる。客が持ってくるものはいろいろで、その中にはいろんな人生がある。

 一人きりの店主が、ただゆっくりと穏やかに本を読む。
穏やかなその情景が目に浮かぶ。
辛い日々でもいつか癒され、変わっていく様子が描かれていて安心する。

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