2013年08月12日 読了
職業を間違えたのではないかと思われるほどの美貌、品のある佇まい、どんなことにも冷静で落ち着きを持った言動、70代の女性ですらそわそわと居住まいを正す。
そんな警部の秘密はただ一つ、ぬいぐるみが大好きであった。
かわいらしい設定で、しかも名探偵のように事件を解決するにもかかわらず、もったいぶったところもない。
短編なので割とあっさり解いてしまうので読みやすい。
事件もそれほど複雑ではないがありふれてもいない。
「幻想即興曲」ではがっかりしたが、「腕貫探偵」と似た雰囲気で面白かった。
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