2019年03月21日 読了
ジムで知り合った千沙に誘われ、「キリングクラブ」という店で給仕をすることになった藍子。
そこは、人口の1%は存在すると言われるサイコパスの中でも特に成功したサイコパス達が集まるクラブ。その会員が、連続して殺害されるという事件が起こる。
何事にもさして感情を揺さぶられることがなさそうな藍子。
連続する殺人の犯人を追う立場になっても淡々としている藍子の本性は、最後になるまで明かされない。すっかり騙された。
殺人にすら興味を示さないクラブ会員の様子に、知恵ものの藍子すら翻弄されていると知ってさらにうすら寒い思いがした。
後味の悪さはあるが、イヤミスとは少し違って嫌悪感はない。
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