乳がんを経験したことで、死を身近に感じるようになった彩子。中学時代の同級生と再会したことで、彩子は今感じている悲しみや淋しさの訳を考え始める。
海外での結婚式に向かった仲良しが、新郎と喧嘩したりコテージに雷が落ちたりと、盛沢山で慌てながらも楽しく過ごした女たち、の2編。
1作目はもの悲しい雰囲気で、夜のプールの場面がずっと続いているよう。
周囲の者にとっては、死を常に考えている人は暗くて引きずられそうで不気味だと感じ、男女の感じ方の違いも妙に納得できる。
そして1作目が暗かった分、2作目はドタバタで、悪ノリともいえるくらいに明るい。
どちらも女からの目線で男たちを冷静に観察している。
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