2015年07月23日 読了
父と伯父が二人でやっている口入れ屋「きまり屋」で、急ぎや短期の依頼に助っ人として駆り出されるおふく。
女中として赴く家々では、わがままなお嬢様やケチな主など、外から見ては解らないけど毎日では辛い事情があり、おふくは腹を立てたり同情したりと忙しい。
そんなおふくには、離縁した夫がいた。未練を断ち切れずにいるおふくが奉公先で色んな人に会い、5年も経った頃にやっと心が決まる。
短編集なので読みやすいが、おふくだけではなく、個性的な「きまり屋」の人たちがもっと活躍してほしい。
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