泥棒は図書室で推理する―泥棒バーニイ・シリーズ


 失恋の痛みを癒すために、バーニィは田舎の古い屋敷を改造したカントリーハウスへ行くことにした。
でももちろんそこはバーニィだから、ただ行くわけではない。
ホテルの図書室にあるというレアな初版で稀覯本があるというので、いただきに行くのだ。
キャロリンと猫のラッフルズを連れて向かったそのホテルは、どこもかしこも本だらけだったが、大雪に阻まれて陸の孤島と化していた。
そして起こる殺人事件。またもやバーニィは、探偵の力を発揮する羽目になる。

 失恋した相手は前作のイローナかと思ったら違っていた。
その時からいくらか時間がたっていたらしい。
雪で閉ざされ、橋は落ち、電話線が切られたホテルで起こる連続殺人というよくあるシチュエーションだが、バーニィの関心は稀覯本であり、事件の解決に乗り気ではなかった。
それでもキャロリンにせっつかれ、屋敷を調べ始めるバーニィ。
そして再開した恋人とは完全に分かれることを決める。
その決断をした理由を知り、より彼のことが好きになった。

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