2013年03月14日 読了
川辺で釣りをしていた少年たちが侍の屍体を見つけ、その後子供たちは次々と死んでしまう。
その頃、手習塾の娘は狐憑きだという噂も流れており、さらに夜中にうろつく不審な影にも悩まされていた手習塾の師匠は、左門に相談を持ちかけた。
剣術師範候補の甚十郎に手伝わせて張り込みを始めた左門。
ひどい怖がりのためこれまでいくつもの縁談を断られてきた甚十郎も、少しずつ頼もしい面が見られるようになってきた。見合い相手まで見つかり、これで彼も一人前かと思い始めていたら、やっぱりそうはいかなかった。
素直に怖がる甚十郎と、それを笑いながらも認めている周り者のたちの、あんまり怖くない幽霊話。
このシリーズはいつもわくわくする。幽霊話なのに。
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