2012年07月16日 読了
表紙のない1冊の本に、狂った動物園を見た。
毎日奇妙な格好で現れ、1日中一つの動物の前に立ち、そのものを真似る。そしてさも擬態するように、行動はおろか姿まで変えていく女。
その彼女が擬態した動物は、必ず死に、やがて地球からも絶滅する。
不思議なその女を連れ帰ってしまった男は、数日ごとに姿を変える彼女に囚われ、餌をやり、飼い慣らそうとする。
奇妙で、不気味な話。数十分で読めてしまうわりに、うすら寒い感じがいつまでも残る。
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読書と編み物の記録