投稿日: 2019年11月7日 投稿者: moko空っ風 2009年11月29日 読了 清水次郎長一家の小政を主人公に、親にうとまれ博徒一家に入り、喧嘩で身を立てつつ幼馴染の娘を生涯求めた男の生きざまを描く。 幕末の情勢が激変する時代、淡々と語られる小政の心の内は迷いを含むものながら堅く、常に愛か憎かを尋ねる。 「枯し紋次郎以降に初めて現われた次世代股旅物の傑作」と評されるものゆえに、時代小説としては「まっとうな」ものなのだろう。 空っ風 [ 諸田玲子 ]価格:1870円(税込、送料無料) (2019/11/7時点) いいね:いいね 読み込み中… 関連 br>