2018年08月15日 読了
結婚を控えた亜樹だが、務めていたパティスリーを辞めたタイミングで、ばあちゃんが腰を痛めたためじいちゃんの店を手伝うことにした。
昔ながらの洋菓子を扱う店で、じいちゃんの技を盗み見しながらも自分の菓子を作ろうと頑張る亜樹の前に、客として様々な人が訪れる。
ただほんわかした話かと思ったら、妙にシリアスな現実が綴られた物語だった。
ままならない現実に、悩みながらも切り捨てることばかりを考えていた亜樹の感情が、どう動くのかと気になって仕方がなかった。
じいちゃんの粋な計らいと、あまり登場しないがばあちゃんの笑顔が印象的。
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