2016年06月24日 読了
オーナーが高校生だから、土曜日しか開いていない。
そんな変わったデンマーク料理を出すカフェ・チボリの常連となった客たち。
そこでは、それぞれが体験した不思議な出来事を話し合い、想像し、推理していく。
アンデルセンの童話になぞらえ、様々な推理が飛び交うが、いくつかの仮説が出て満足するだけの想像で終わる。
あえて真実は明かさずにいるはずが、客たちが危ない目に合ってしまうとそうもいかず。。。
子供らしい正義感で憤るオーナーに引きずられそうになるが、最後は大人の采配で終わらせる。でも、主人公の意見は寛容や慈悲というよりただの臆病で、それがスッキリしない終わり方となり後味の悪さとなる。
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