タロットの迷宮


2009年10月18日 読了
 警察官・利津が、PCの中で生きる人口知能キシモトと共にミッションに挑む。
 僻地にある精神病棟内で起こった事件を調べていくが、次々と事情を知ると思われる人が死に、タロットカードが残される。

 舞台は日本なのに、なぜか海外のようであり、近未来の架空の街のようである。

 前作があったのは知らなかった。読んでいないので余計気になる。

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東京バンドワゴン


2009年10月16日 読了
 玄関を中心にして古書店と喫茶店を営む堀田家。
一家の大黒柱を中心に4世代が住む大家族。

 語り手は幽霊のおばぁちゃんというのも面白い。登場人物の多さに最初は戸惑うけれど、個性がしっかりしているのですぐになじめる。

 ドタバタがじんわり暖かい。章ごとに話は完結するのだが、これだけの人の多さを短い話の中でまんべんなく全員を登場させ、影の薄い人物がいないうえに混乱させない。

 古書店というところ、子供たちの名前が色の名であるということ、、、。私の好きなポイントがよけいにひきつけられた。

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星間商事株式会社社史編纂室


2009年10月15日 読了
 会社でこっそり同人誌をコピーする腐女子。そのため出世には興味なし。会社では窓際部署。そこで、昼行燈な同僚達と社史を作成する。

 作者の趣味が思いっきり出ているような感じ。
主人公より周りの人物のほうが光っている。そのため周りで何が起こっているのか気になってしょうがない。

 それでも主人公の心意気は素直に伝わってきて、素材を詰めすぎた感があるのにさらっと読める。

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TOKAGE 特殊遊撃捜査隊


2009年10月14日 読了
 身代金・10億円。大手銀行の行員3名が誘拐された。
特殊捜査係の「トカゲ」と呼ばれるバイク隊の上野の目から語られる企業誘拐。

 このボリュームなのでかなり重みのあるものだと思って読み始めると、案外するりと進む。
 彼の作品は読みやすく、結論も途中で察しがつくものが多いが、プロフェッショナルの仕事が魅力的に描かれているものばかりである。

 何かに自信を持っている人間の強さが要所要所に浮き出てきて、軽いタッチの中にしっかりと余韻を残すので気持ちがいい。

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密室の鎮魂歌


2009年10月12日 読了
 第14回鮎川哲也賞受賞

 社会的地位のある男の失踪、いくつもの密室殺人、そしてある画家の真実を含む絵。

 ミステリとして充分なアイテムが的確に配置されていておもしろい。狂気を孕んだ女の不気味さや、達観した男の眼差しが目に浮かぶ。

 でも、最後の謎解きの場面で起こる乱闘はなにやら違和感。
まるで、ミステリの最後には必ず必要であると思い込んで無理やり入れたよう。むしろ真之介が最後に出てこなかったことのほうがおかしい気がする。

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ホテルジューシー


2009年10月08日 読了
 しっかり者の浩美がひと夏のアルバイトを沖縄に決めた!

 沖縄のホテルでやっと慣れてきた頃、突然転勤させられる。バイトで転勤って。。。

 リゾートのホテルにやってくるお客さんと、昼行燈のオーナー代理、気のいい双子のおばーちゃんやほがらかな調理のおばさん。

 似たような話はたくさんあるし、取り立てて突飛なこともない。でも安心して読める。
 時々登場する友達のサキとのメール。どうやら彼女版といえる姉妹本があるらしい。

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群青


2009年10月06日 読了
 沖縄の離島を舞台にした親子2代にわたる命をかけた愛。

 映画の原作だということは読み終わって知った。
南国で、海に命を取られる人がいて、愛する人のために潜り、心を病み、やがて救われる。
 よくある話だけれど、それでも充分に引き込まれた。
 
 心の病は薬で治せる。と私も言われた。でも全く疑問も実感もなく飲んで、それで本当に治るのか。などと考えること自体やめたほうがいいと言われたが。。。

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21twenty one


2009年10月04日 読了
21世紀の最初の年に21歳になる21人。
 こんな偶然が結びつけた絆。

 クラスメイトの死がきっかけで語られる同級生の今と過去と、「彼」への思い。
 とても静かに涙が流れる様子をそのまま綴ったような話だった。

 その絆は確かにあるのに、必死に守ろうとした彼。

 ありふれた格言を言われるよりずっと心に残る。

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HEARTBLUE


2009年10月02日 読了
 前作「HEARTBEAT」の登場人物で綴られた、NYでの物語。

 前作でとても印象的だった脇役たちにまた出会えて、それだけでなんだか嬉しかった。
 事件はまさに彼らの中心で起こり、また二つのストーリーが見事に繋がる。

 そしてやっぱり「人ではないもの」の登場となるのだが、今度は前よりすんなりとなじめ、強い意志が残る。

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晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>


2009年09月30日 読了
 前作「配達あかずきん」は短編だったけれど、今回は信州に出張し、しかも長編。

 前作から何となく気になってはいたのだけど、ちょっとした謎を気にかけ、謎解きを始めようと思うきっかけが薄い。なぜそこで気持ちがそう動くのかという動機がいまいち。そこがなければ探偵も始まらないのだから。
 それでも本屋の魅力は充分にあり、長編の意味もあった。

 中だるみな点もあったし、後半の思わせぶりは不愉快ではあったが、登場人物が魅力的。