2009年09月27日 読了
就職活動中の女子大生。「平服で」といわれて豹柄ブーツで行ってみると周りはみんなリクルートスーツ。
なんていう、ちょっとゆるい感じの就活話。
とくに大きな事件が起こるわけでもなく、ちょっとした普通の出来事をだらりだらりと書いてある。
この人の作品で最初に読んだ本の印象が強かったせいか、他の本はずいぶんと軽い後味。
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読書と編み物の記録
2009年09月27日 読了
就職活動中の女子大生。「平服で」といわれて豹柄ブーツで行ってみると周りはみんなリクルートスーツ。
なんていう、ちょっとゆるい感じの就活話。
とくに大きな事件が起こるわけでもなく、ちょっとした普通の出来事をだらりだらりと書いてある。
この人の作品で最初に読んだ本の印象が強かったせいか、他の本はずいぶんと軽い後味。
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2009年09月26日 読了
『まんまこと』の続編。
相変わらず素っ頓狂な町名主の息子・麻之助。
前作の流れの後、お寿ずを嫁にもらってからのお話。
町名主の仕事柄、剣呑なことも持ち込まれるが、それを今回も見事にこなす。
相変わらずさくさくと読み進められる。
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2009年09月24日 読了
10年後の午前10時に、この場所で。。。
一昔前に流行ったような青春の約束。その約束を果たすためにニューヨークの<暗闇>から戻ってきた。そのはず。。
交差する二つのストーリー、それがどんなふうに織り合うのか。
そこまではよくある話だけど、謎が思いもかけないものばかりでなかなかおもしろい。
登場人物がとても素敵で、3時間ほどで読めてしまった。すごく引き込まれ、集中して読んでいたけれど、結末をもうちょっとリアルにしてほしかった。そこだけが残念。
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2009年09月24日 読了
駅ビルの中にある本屋さんで働く杏子。仕事の中で起こる不思議がいつしか謎解きに。。。
本屋が舞台で、ミステリーで、もちろん本がきっかけで。
本好きにはたまらない設定。しかもちゃんと恋愛も絡んできて。
懐かしくてちょっと甘い後味が残り、少しずつ薄れるそれをできるだけゆっくりにしたい。初めて見た和菓子を食べたような感覚で、ゆったりな感覚になれる。
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2009年09月23日 読了
心霊現象が絡む事件を捜査する「R特捜班」。持ち込まれる一見普通の事件や事故に絡む霊たちを導き、真実を探る。
短編集。STシリーズにも似た雰囲気だけど、内容が薄くて何も残らない。
せっかく霊能力を持った人たちが警察という特殊な仕事についているんだから、もっと使い道もあったと思う。
あっという間に読めるのでちょっとした待ち時間に手に取るには最適。
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2009年09月21日 読了
第55回日本推理作家協会賞の「十八の夏」を含む短編集。
ミステリーらしいのは最後の物語くらいの、どちらかというと地味な話。
すごく昔の小説を読んでいる感覚になる。
それくらいなんともない出来事を静かに語る。
物足りない。
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2009年09月19日 読了
第52回江戸川乱歩賞受賞作
不可思議な死をとげた兄。事故と結論付けられたその死に納得がいかず、兄の痕跡を辿るために東京へ出る。
同じ頃、予備校で先生をしている鍍金(めっき)のところへやってきた東京大火事の話。
この二つの話が交互に語られ、やがて川の流れのように一つになる。
坂のある土地の位置関係が要になっている話だけに、東京の地理を知らない私にはかなりわかりにくかった。
そのためか、謎解きのあたりになってやっとおもしろくなってきた感じ。
探偵モノという分類になっていることに不満。
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2009年09月17日 読了
江戸の町名主、高橋宗右衛門の息子麻之助と、その幼馴染たちの物語。
町で起こる、奉行所に持ち込むほどでもないもめごとを解決する仕事を手伝い始めた麻之助が、大層『お気楽』な性格からくるひらめきで解決していく。
文も、構成も、全部やっぱり畠中恵。
こちらは「しゃばけ」と違って妖怪は出てこないが、雰囲気は同じなので読みやすい。
新シリーズらしい。
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2009年09月15日 読了
流行りのアラサー、30前後。
そんな娘たち5人の、なんだか散々な恋愛物語。
あけっぴろげすぎて下品な所がまっさきに目立つので、不愉快に思うけれど、だんだんそんなこと言ってられなくなってくる。
あまりにもリアルで、たぶんどんな恋愛もどれかに当てはまるんじゃないかと思えるほど。
救いがないのかと思うような彼女らが、「どことなく挫けない強さを誰かからもらえるから」、みたいな曖昧な励ましで乗り切り、最後には「何も残ってないけど何かやらなきゃ」と思える。
ざくざく読め、不思議と共感もし、根拠のないやる気が出てきた。
おもしろいパワーのある本。
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2009年09月14日 読了
人形浄瑠璃の世界。文楽に賭ける若手大夫の情熱と恋と人間関係。
文楽?仏果?聞いたことあるけどなんだっけ。
といった程度だったけれど、読んでいるうちにしっかり取りこまれてしまった。
どちらかというと主人公より周りの人たちのほうが魅力がある。だから誰からも目が離せない。
「長生きしたい」と思えるほどのめり込める世界があるのはとてもうらやましい。
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