立身いたしたく候


2014年09月30日 読了
 瀬戸物屋の五男坊である駿平は、百五十俵の貧乏御家人「野依家」に婿養子入りした。
商人であった駿平が武士になり、まず行うのは就職活動。
 刀を持つ姿も様にならない駿平が、武家のしきたりや立ち居振る舞いなどを学び、様々な苦労を重ねて身を立てる決意と術を見つけていく。

 周りの者に恵まれて、なんとか頑張る駿平だが、周囲の個性が強すぎて駿平が活躍する場面はほとんどない。
でもそれが、ほのぼのとした雰囲気を生んでいた。
女の一喝や啖呵で身を引き締める男達の話。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

立身いたしたく候 (講談社文庫) [ 梶 よう子 ]
価格:792円(税込、送料無料) (2019/11/12時点)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。