2014年09月30日 読了
瀬戸物屋の五男坊である駿平は、百五十俵の貧乏御家人「野依家」に婿養子入りした。
商人であった駿平が武士になり、まず行うのは就職活動。
刀を持つ姿も様にならない駿平が、武家のしきたりや立ち居振る舞いなどを学び、様々な苦労を重ねて身を立てる決意と術を見つけていく。
周りの者に恵まれて、なんとか頑張る駿平だが、周囲の個性が強すぎて駿平が活躍する場面はほとんどない。
でもそれが、ほのぼのとした雰囲気を生んでいた。
女の一喝や啖呵で身を引き締める男達の話。
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読書と編み物の記録