2015年03月20日 読了
四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉でバイトをしている理代子は、つい30分前、恋人の裏切りを目撃してしまい、最悪の気分だった。
そんな日のバイト中、理代子はトイレで大量の血痕を発見する。
死体を運ぶ途中の兄弟や、愛人とのスキャンダルを演出しようとする女、人類嫌悪団体〈ノア〉。
サービスエリアで巻き起こるたった一夜の事件。
最後はきっちりいい感じに落ち着かせているが、物騒な兄弟や毒舌の司会者たちは勝手に自爆しろと言わんばかりの放置。
あれだけ丁寧に、ページもかけて描いているのに、途中で飽きたかのように乱暴に捨てている。
筋のない、地に足のついてない、深みのない、違和感が残るばかりの作品。
いっそ夢オチにしてしまったほうが納得がいく。
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