宇宙気流


2019年05月25日 読了
 昭和41年発売のハヤカワ・SF・シリーズ。
惑星フロリナ原産の繊維「カート」は、高級品として高値で取り引きされ、原住民であるフロリナ人は、農奴として酷使されていた。
その工場で、最下層カーストの女性ヴァローナは、白痴の男性リックを拾う。
 ところがリックは、神経衝撃針を打たれ、記憶を失っていたのだった。

 今でもSFとして充分新しい印象を受ける。1952年に書かれたものだそうだ。
それぞれが自分の利益のために動き、権利を失うのを恐れ、様々な思惑で行動する。心情も細かく描写され、それぞれの決断も納得がいくものだった。

 古いものだからか、「場合によつて」「いなくなつた」など、小さい”つ”が使われてない。

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