愛知県警捜査一課、通称“氷の女王”こと京堂景子警部補は、頭脳明晰の優秀な刑事。
彼女の一言で現場は緊張し、くだらないおしゃべりは一瞥で止める。
だが、そんな彼女は家に帰るとイラストレーターの夫に甘えるツンデレな女だった。
そして、料理の上手な夫・新太郎は事件の話を聞いてさらりと真実を察してしまう名探偵で、二人は食事の合間に謎解きをする。
おいしそうな料理と紅茶の香りが漂ってきそうな短編集。
事件は、京堂警部補に憧れる新人刑事・築山瞳が足となり、頭脳の新太郎と指揮の京堂警部補の3人で進む。
ことさら意外な結末というわけではないが、3人で集まったことはないのに見事なチームワークでするする進むので楽しい。
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