法医学コンサルタントのスカーペッタは、かつて自分が就いていたリッチモンドの現検屍局長・マーカスから、1本の電話で呼び出された。
死因不明の少女の遺体を調べるためだったが、かつての検屍局は取り壊されようとしており、スカーペッタは衝撃を受ける。
そして、一見関係のない事件だったトラックに轢かれて死んだ男性から取った微物が、その少女にもついていたことがわかる。
これまでで一番薄い。印象も、内容も。
誰にも焦点を当てさせないような書き方は新シリーズになってからだが、そのせいかどこにも着目させず、誰もが無駄に長引かせようとしているよう。
やっと微物に気を向かせることができて、事件が進み始める。