2013年10月12日 読了
3か月前、主人公の岬は父さんと一緒にカンボジアへやってきた。
しかしそこで、大好きだった父が自分を売ろうとしていることに気付く。
逃げ出した岬はストリートチルドレンに拾われ、ゴミを拾って生きていた。
『叫びと祈り』から、ずっと新作を待ち望んでいた。
今度は日本人の少年がカンボジアでどう生きるかを描いているが、前作のような驚きや感動はなかった。
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読書と編み物の記録
2013年10月12日 読了
3か月前、主人公の岬は父さんと一緒にカンボジアへやってきた。
しかしそこで、大好きだった父が自分を売ろうとしていることに気付く。
逃げ出した岬はストリートチルドレンに拾われ、ゴミを拾って生きていた。
『叫びと祈り』から、ずっと新作を待ち望んでいた。
今度は日本人の少年がカンボジアでどう生きるかを描いているが、前作のような驚きや感動はなかった。
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2013年10月06日 読了
駕篭屋赤松の娘・お吉は、踊りの師匠のところで幼いころから踊りを習っている。
師匠の率いるお狂言師一座に加えてもらえることになったお吉に、災難がふりかかった時、公儀の隠密になるよう誘いがかかる。
顔に消えぬ傷を負った時から、女一人で生きていく決意をしたお吉に、もう一つの役目ができる。
隠密としての役はさほど活躍するわけではないけど、一介の町娘だからそんなものだろう。
役目を与え、見守る男たちの活躍もそれほどなく、なんだか中途半端だった。
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2013年09月30日 読了
小型ヘリコプターを背負って自由に飛んだり、人型ロボットが凍り付いた心を温めてくれたりといった、今のテクノロジーではまだちょっと足りないけどあながち夢じゃない、ちょっと見たいの少し違う世界。
ドラえもんの道具があふれた世界のようで色とりどりだが、短編でさっぱりとした後味。
物足りないわけじゃないけど、ちょっと想像の範囲内。
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2013年09月28日 読了
かつては高級ホテルとしてセレブたちが集ったホテル・モーリスも、今ではすっかり閑古鳥が鳴いていた。
そこへ送られた新米支配人。彼はこのホテルで1週間だけ乗り切ればいいと言われてやってきた。
「黒猫シリーズ」とは全く違って読みやすい。でもその分内容は薄い。
胡散臭い客ばかりが集まる今のホテルでは、トラブルが絶えず、様々な命のやり取りが行われる。
今一つ惹かれるものがなく、他のよくあるただの大量に書き散らされる物語と似た雰囲気で残念。
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2013年09月22日 読了
10年前の連続殺人事件とそっくりな事件が起こる。
同一犯か、模倣犯か。
過去に子供を守れなかった経験から、心に傷を持つ刑事の主人公・澤村。
無能な上司に苛立ちつつ、一人捜査方針から外れた行動をする澤村は、班から孤立しながらも革新へ近づいていく。
一匹狼でも、それは周りに認められる結果を生めばいいんだという主人公。
でもその姿は、頑固に凝り固まって周りを全くみていないようで共感はできない。
力になりたいという気持ちが湧いてこなかった。
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2013年09月21日 読了
ある事件をきっかけに心を閉ざしたおちか。
叔父夫婦の元へ預けられ、やっとそこの暮らしに慣れてきたころ、叔父からある提案があった。
世間の悲しく辛い昔語りを聞くことで、おちかは自分の心と対峙する。
いくつかの不思議で辛い話を聞きながらおちかは変わり始めるが、それぞれの話はどれも面白い。
でも最後、まとめとも言うべきところはなぜか子供向けの童話か子守唄のようで興醒め。
終わらせ方に悩んだのだろうか。投げやりな感じがした。
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2013年09月14日 読了
『珈琲屋の人々』続編。
東京でひっそりと営業している喫茶店のマスター・行介は、あることで人を殺したことがある。
未だ自分を罰し続ける行介の店には、少しわけありな客が集まる。
行介の店でコーヒーを飲んだ人たちの人生は、少しだけ変わっていく。
暗くて辛い話がほとんどで、それらはたいていいい方向へと変わるけど、前作のような満足感はない。
後味が悪いのは、必要以上に描かれる行介の自虐の気持ちがうっとおしいから。
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2013年09月01日 読了
<ベルゼブブの頭蓋>からやっとのことで抜け出し、帰りの列車に乗り込んだヴィクトリカと一弥。
そこで居合わせた乗客たちの不審な言動。
二人が学園に帰るまでの事件。
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2013年08月31日 読了
学園の夏休みが終わる頃、突然学園から連れ去られたヴィクトリカ。
彼女はある人物を呼び寄せるための「エサ」だった。
今回はヴィクトリカというよりその両親が主。
彼女は小さな体でただ耐えていた。
そして続く。
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2013年08月30日 読了
キノが立ち寄る国は、皆それぞれに特徴がある。
極端な国ばかりだけど、きっとどこかがどこかの国に似ている。
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