2013年05月11日 読了
男子バスケ部に在籍しているが、ろくに練習にも出ず、たまに試合のビデオを撮ったりする不真面目な生徒。
そんな主人公の椎名康は、同じバスケ部員で憧れている網川が、自傷するほど思いつめて屋上から落ちたところに出くわした。
きれいにカモフラージュされていて、最後まで気付かなかったことがたくさんあった。
でも、ミステリとしてうまく騙されたという気持ちにはなれず、ただ理不尽に裏切られたような読後感だった。
キャラクターは面白いのに、好きにはなれない話。
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読書と編み物の記録
2013年05月11日 読了
男子バスケ部に在籍しているが、ろくに練習にも出ず、たまに試合のビデオを撮ったりする不真面目な生徒。
そんな主人公の椎名康は、同じバスケ部員で憧れている網川が、自傷するほど思いつめて屋上から落ちたところに出くわした。
きれいにカモフラージュされていて、最後まで気付かなかったことがたくさんあった。
でも、ミステリとしてうまく騙されたという気持ちにはなれず、ただ理不尽に裏切られたような読後感だった。
キャラクターは面白いのに、好きにはなれない話。
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2013年05月10日 読了
生まれる前から遺伝子をプログラムされ、目や髪の色、骨格、果ては体質や癖まで、親の意思で作り上げられる人間。
身分差別の激しい世界で、おかしな死体が増える。
捜査を始めたFBIと、スクープを取るためにはキケンすら好物になるトップ屋。
彼らは、過去にペンタゴンが封印したゲームにたどり着いた。
未来の話なのに、創世記の神話ともリンクする。
不思議な夢のままで終わるが、次でその謎が解けるらしい。
前作は絶版で読めずじまい。
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2013年04月30日 読了
「フロリナが消滅する!」
1人の空間分析家が、そう言い残して宇宙から消息を絶った。
フロリナは宇宙で唯一、高価で高質なカート繊維を算出する惑星だった。
宇宙一の価値を持つフロリナをめぐり、その貿易権利を死守しようとする貴族たちと、そのすべてをかすめ取ろうとするトランター帝国の戦いが激化する。
地球でない惑星での暮らしや風景、秩序など、いろんな想像ができて面白い。
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2013年04月24日 読了
亡くなった祖母が残した文箱。
中には、和綴じの古文書と一緒に、和紙に包まれた気味の悪い物が入っていた。
何かの呪文のようなそれを、知乃は試してみることにした。
魔女の力を手に入れた知乃がその力を使うとき、知乃の体にはその代償のように苦痛が伴った。
大人になった知乃とその友人たちの、恋愛に向けるパワーが引き起こす苦悩。
ゆるい恋愛小説。
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2013年04月20日 読了
おいしいと評判で、なかなか予約が取れないお店。ハライ。
その店に、10月31日の午後6時に予約を入れた客たち。
たまたまその日、その時間に来た客たちの、そこに来るまでの小さな話。
認知症のおばぁちゃん、部屋から出られなくなった少年、過剰な仕事に追われている女性、他人の失敗を嗅ぎとってしまう人。
どんな成り行きがあってやってきたのか、待ち合わせの相手を待つそれぞれの客たちはみんな「誰かが足りない」状態。
小さな喪失感がたくさん集まったような状態に、心細くなる。
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2013年04月16日 読了
連続幼女殺人事件の犯人として捕らえられ、死刑執行後に冤罪とわかった大学教授の須藤。
そして、須藤が犯人だという証拠をでっちあげた刑事の身内には、世間とマスコミからの壮絶な糾弾が襲い、須藤の愛人だったアイドルが復讐を誓う。
久しぶりの赤川次郎。
やっぱりあっという間に読めてしまう。
そして、解決したのか曖昧なのか、疑問も残りつつなんとなく治まるのもいつも通り。
どこかコミカルで重くなりすぎない。
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2013年04月14日 読了
「どんな錠前も開ける」と評判高い錠前師・緋名。
ある日空き巣に入られた緋名のところに、「用心棒」だといって男が一人やってきた。
聞くと、兄のように共に育った髪結いの甚八に雇われたという。
女だてらに錠前屋となり、男のような格好としゃべり口。
さらには天才と言われたからくり鍵の作り手の娘であり弟子である緋名の、長い仇討ち。
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2013年04月11日 読了
行きずりの女を殺してしまい、ふらりと山道に車を走らせる吉行明敬。
そこで、幼い女の子を連れた、白兎(はくと)と名乗る不思議な少年に出会う。
家に帰りたいと訴える少女を送り届けるために、吉行は車を走らせる。
だんだんと少女に愛しい気持ちが芽生えるのを感じ、まるで自分の娘のように接する吉行だが、白兎にも少女にも、昔会ったことがあるような不思議な感覚を覚える。
始めは存在感の薄い白兎の様子が、だんだんと意味を持つ。
でも話も薄く、ただ不思議な小話として続くのだろう。
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2013年03月31日 読了
第十回小学館文庫小説賞受賞作。
信州の病院で働く栗原は、何日も家に帰れなかったり、なかなか寝る時間もとれなかったりと、多忙な日々を送っていた。
そんな時、大学病院に来ないかという誘いを受ける。
悩みながらも癌患者や酒飲み達の治療をしていた。
ライトノベル。読みやすいし、キャラクターは個性的だし辛いことはあるけど悲惨な事はない。
でも、なぜこれがベストセラー??
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2013年03月23日 読了
実家の道具屋を継ぐことになり、あちこち修行に出ていた太一郎は、最後の修業先に向かう。
そこは、どうみてもガラクタだらけの小汚い道具屋だった。
幽霊が見えるというおかしな体質を持つ太一郎が、曰くありげな品々を扱う道具屋で働くことになる。何となく嫌な感じがする、という物たちに振り回されながらも、幽霊を否定する太一郎。
あやかし指南の左門シリーズのほうがおもしろい。
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