2012年11月11日 読了
突然学校から消えたなつみさんは、新興宗教オモイデ教の信者となっていた。
メグマという術を使い、人を狂い殺すというその力を、僕も使えると言う。
大槻ケンジのおかしな小説。
彼の他の小説より力はないが、独特の気持ち悪さはいたるところに出てくる。
でもそのオドロオドロしさが、まだ少し物足りない。
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読書と編み物の記録
2012年11月11日 読了
突然学校から消えたなつみさんは、新興宗教オモイデ教の信者となっていた。
メグマという術を使い、人を狂い殺すというその力を、僕も使えると言う。
大槻ケンジのおかしな小説。
彼の他の小説より力はないが、独特の気持ち悪さはいたるところに出てくる。
でもそのオドロオドロしさが、まだ少し物足りない。
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2012年11月08日 読了
神奈川県の盲腸と呼ばれる葉崎半島の先に、猫がメインの島がある。通称「猫島」と呼ばれるその島にある、派出所勤務のおまわりさん。仮説の派出所に毎日通ってくるおまわりさんと、そこに住みつくドラ猫DCの、てんてこまいな毎日。
ちょっと頼りないおまわりさんと、まるで上司のような猫のコンビ。だけど長閑な事件もやっかいな住人も、なんだかあまり生彩がない。同じような設定ならもっと面白いものはたくさんある。
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2012年11月04日 読了
大好きなおばぁちゃんの通っていた望桜学園という中高一貫のミッション系の女子校を志望した主人公・夏草。
憧れていた学校に通えることになったのに、ある日おばぁちゃんが倒れ、13歳の頃に戻ってしまった。
自分と同じ年だと言い張るおばぁちゃんと一緒に暮らすうち、おばぁちゃんの言った「罪」が気になりだす。
こんなに長い間秘めていた罪とはなんだったのか。
ゆっくり丁寧に書かれているけど、それほど意味もない。
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2012年11月02日 読了
7人の人たちがむかえるいろんな死。
人はいろんな死に方をする。
それぞれは短い話だけど、強い何かを残す。
怖さだったり哀しみだったり。
ホラーに近いので想像するのがとても恐ろしい。
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2012年10月24日 読了
女子校育ちで20年間彼氏なしの女子大生が、恋のご利益があるという東大寺二月堂での節分の豆まきに行った。
そこで、狐のお面を被った着流し姿のおかしな男に出会う。
その出会いは、一生忘れえない、特別な出会いとなった。
舞台である奈良の、伝統や儀式にまつわる話は詳しくて興味深かったけど、それ以外では目を惹くものはない。
キャラクターも突飛に書かれているため共感もできず、最後はただ怖気づいて逃げる理由をこじつけただけ。
残念。
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2012年10月17日 読了
シーズンを過ぎた山に登る者はいない。
ただ、そこで死んだ夫の慰霊のために、ガイドを雇った親娘だけが向かおうとしていた時、もうふた組の登山目的ではないグループもやって来ていた。
山を舞台に、サバイバルが繰り広げられる。
今までより非現実的で、荒っぽい男たちが戦う。
雪よりも冷たい雨に打たれながら戦い、親娘を守る一人の男は、全て終わった後も、姿も見せずに消える。
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2012年10月04日 読了
喫茶店でバイト中の慎一。
中学の時の担任教師だった夏姫に偶然出会い、惹かれていく。
夏姫の古い友人に嫉妬したり、過去が気になったり、辛い過去を知ってしまって戸惑ったり。。。
純愛モノの少女小説として読めば面白い。
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2012年09月26日 読了
この夏は、「暑い夏に働くなんてバカのすることだよ」という父と二人、山荘で過ごすことにした。
仕事を辞めて暇になり、妻ともうまくいってない。父も3度目の結婚が危ういらしい。
ゆるくゆるく語られる。
いろんなしんどい気持ちを抱えているのに、夏の間の山荘にいる間だけは、なんとなく流れていく。
お互い名前を呼ばないままなんとなく一緒にいる、ゆっくりした親子の関係も、ジャージの楽な雰囲気と似通っている。
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2012年09月20日 読了
気になる存在だった非常勤の先生。
なぜ、火事に巻き込まれて死んでしまった父の事を知っているの?
確かめたくて家まで追いかけて行ったら、そこで丁寧だけど強引な男たちに捕まり、連れて行かれてしまう主人公。
ある意味、少女が憧れる非日常。
母と二人暮らしだったのに、突然大金持ちの権力者の血縁だと言われたり、途絶えてしまった巫女の直系と言われたり、地味だった憧れの先生が実はちょっとワイルドで命がけで助けに来てくれたり。。。
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2012年09月16日 読了
夫が鬱になり、仕事を辞めて実家に帰りたいと言う。
とまどいながら始まった田舎での生活は、望みも希望も居場所も絆も、見失いがちだった。
東京を出る時にママ友からもらったずっしりと重い10年日記に、とぎれとぎれに書き綴る日々を見ながら思う、一人の女性の生き様。
わかるなぁと思う場面も多いけど、語り口が暗くて気分が落ち込む。
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